昭和天皇 |
ふりつもるみ雪にたへていろかへぬ
松そをゝしき人もかくあれ
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小泉純一郎氏が好んで引用する歌 |
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爆撃に たふれゆく民の 上をおもひ
いくさとめけり 身はいかならむとも
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終戦を迎えて |
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庭のおもに つもるゆきみて さむからむ
人をいとども おもふけさかな
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前年暮、A級戦犯の死刑執行
昭和24 |
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峯つづき おほふむら雲 ふく風の
はやくはらへと ただいのるなり
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日米開戦の直後 昭和17 |
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静かなる 神のみそのの 朝ぼらけ
世のありさまも かかれとぞおもふ
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前年日華事変 昭和13 |
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みゆきふる 畑のむぎふに おりたちて
いそしむ民を おもひこそやれ
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226事件の翌年 昭和12 |
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あめつちの 神にぞいのる 朝なぎの
海のごとくに 波たたぬ世を
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前年515事件、上海事変
昭和8年 |
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山やまの 色はあらたに みゆれども
わがまつりごと いかにかあるらむ
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昭和3年 即位 |
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とりがねに 夜はほのぼのと あけそめて
代々木の宮の もりぞみえゆく
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皇太子として最初 大10 |
無学 祖元 |
莫煩悩 |
北条時宗の師 |
徳川 吉宗 |
誤りを知るを真の人という |
紀州政事鏡より |
織田 信長 |
人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢まぼろしの如くなり
ひとたび生をうけ滅せぬ者のあるべきか |
能「敦盛」 |
明智 光秀 |
時は今 天が下しる 五月かな |
愛宕百韻にて |
島津 義弘 |
その猛勢の中にあいかけよ |
島津の退き口 |
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春秋の 花も紅葉も とどまらず
人もむなしき 関路なりけり |
辞世の詩 |
大石 内蔵助 |
申し残すことはなにもない |
最後の言葉 |
大石 内蔵助 |
あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲な |
辞世の句 |
豊臣 秀吉 |
露と落ち 露に消えにし わが身かな なにわの夢も 夢のまた夢 |
辞世の句 |
トルーマン |
The back stops here (責任はここで止まる) |
米大統領 |
吉田 松陰 |
親思ふ こころにまさる親ごころ けふの音づれ何ときくらん |
辞世の句 |
楠木 正成 |
今度は君の戦、必ず破るべし |
梅松論より |
足利 尊氏 |
よしあしと人をばいひて たれもみな わが心をや知らぬなるらん |
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源 義経 |
ある時は峨々たる厳石に駿馬をむちうち、 敵のために命を亡ずるを
顧りみず、ある時は漫々たる大海に風波の難をしのぎ、身を海底に
沈めて骸を鯨げいのあぎとにかくるを痛まざりき、しかりといへども
今愁ひ深くなげき切なり、永く恩顔を拝し奉らず、骨肉同胞の儀す
でに空しきに似たり、悲しきかな |
吾妻鏡 |
近藤 勇 |
孤軍たすけ絶えて俘囚となる 顧みて君恩を思えば涙、更に流る
義をとり生を捨つるは 吾が尊ぶ所快く受けん 電光三尺の剣
只将に一死君恩に報いん |
辞世の句 |
宮本 武蔵 |
我、神仏を尊んで 神仏を恃まず |
独行道 (どくぎょうどう) |
日野 富子 |
偽りのある世ならずは ひとかたに
たのみやせまし 人の言の葉 |
応仁の乱を終結させた将軍の妻 |
黒田 官兵衛 |
我 人に媚びず 富貴を望まず |
秀吉に天下を取らせた男 |
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おもひおく 言の葉なくて ついに行く (この世に思い残すことはもう何もない)
道はまよはじ なるにまかせて (今は迷うことなく心静かに旅立つだけだ) |
辞世の詩 |
如水 円清 |
身は褒貶毀誉の間にありといえども 心清きこと水の如し
(他人からどう思われようと自分の心は清らかな水のようでありたい) |
黒田 官兵衛(44歳) |
勝 海舟 |
政治は「私」に帰せずして 「公」に帰するやせり |
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平 清盛 |
頼朝が首をはね 我が墓の前にかくべし |
死の間際(64歳) |
別所 長治 |
いまはただ うらみもあらじ 諸人の命にかはる我が身と思えば |
三木城主・自害にて落城 享年23 |
チンギスハン |
我が死を固く隠して 必ずや敵を殲滅せよ |
最後の遠征の陣中で 享年65 |
直江津捕虜収容所警備員 |
竹の子の 味飯うましありがたし |
戦犯となり 辞世の句 |
松平 春嶽 |
自ら反みて縮からずんば 褐寛博と雖も吾惴れざらんや
自ら反みて縮かれば 千万人と雖も吾往くかん |
1870年公職を辞する |
源 義経 |
後の世もまた後の世も廻り会へ 染む紫の雲の上まで |
自害する直前、弁慶に贈った歌 |
源 実朝 |
大海の 磯もとどろに寄する波 割れて砕けて 裂けて散るかも |
歌人と言われた三代将軍の歌 |
平 知盛 |
見るべき程の事は見つ |
壇ノ浦の戦でこの言葉を最後に入水 |
西郷 隆盛 |
もうここらでよか |
この言葉の後、切腹 |
春日局 |
西に入る 月を誘い涙をへて 今日ぞ火宅を逃れけるかな |
辞世の句 |
大井夫人 |
春は花 秋はもみじの 色いろも 日数つもりて 散らばそのまま |
辞世の歌・武田信玄の生母 |
柴田勝家 |
夏の夜の 夢路はかなき跡の名を 雲居にあげよ 山ほととぎす |
辞世 |
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座右の銘集(このページ先頭) |